アパレル企業の企画を経て、少人数の着物生地から衣服に仕立てる会社に勤めました。お客様のご要望をお聞きし、体型により着心地や脱ぎ着がしやすい様に考え、ご提案や相談を重ね、デザインから型紙、仮縫い、縫製、全て製作をさせていただきました。その接客の中で、お年寄りや病気や怪我で体の不自由な方、ハンデーをもっている方の悩みをたくさん聞くことが出来、試行錯誤、いい勉強をさせていただきました。同じ頃、家族、親戚の病気で、市販では売っていない下着やパジャマも作ったりしました。皆さん、「気持ちが明るく元気になれた！」と笑顔いっぱいで喜んでもらえました。このことがきっかけとなり、「着るもので元気と笑顔を持ってもらえるんだ！」そして、健康にも結びつくのでは？と思い、何かお役に立てるような方法は、、と、考え始めました。

その後、私の作品が東京ビッグサイトと代官山で出展されました。その時に龍宮株式会社の梯 恒三様（当時は専務）が福岡県発明考案審査会で特賞を受賞されて来られていて、生地の説明と吸水性のデモンストレーションをしておられました。それが【パシーマ】との出会いです。

さっそくサンプルを送って頂き、パシーマに包まれて一晩寝てみるとその効果にビックリ！！　目覚めがすっきり・深く充実の眠り・薄くて軽いのに冬でも暖かなどなど、良い事づくめ。特に冷え性だった私だったのですが、足元のコタツは不要となり、カサカサと白く粉が拭いたような乾燥肌もすっかりなくなりました。
また、夏になってもパシーマは大活躍で、タオルケットを使っている時は、じわぁ～と汗をかいた肌に毛羽がくっついて痒みを感じるほどでしたが、さらさらパシーマ生地は汗の吸収をしながら保湿効果も発揮してくれるので、とても気持ちよく睡眠を取る事ができました。
すっかりこの生地に魅せられた私は『是非、ぐっすり睡眠の為のパジャマを作りたい！』と、いてもたってもいられず無我夢中で商品開発をし、龍宮（株）へ出向き、反物でのお取引など快諾してくださり、起業のスタートとなりました。